↑ 2023年7月16日早朝に離陸し、正午過ぎに北海道から戻ってきた118th ASのC130H/92-1453。
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AMC軍団のボス マイク・ミリハン将軍の指揮のもとで、2023年7月5日からインド太平洋各地でグローバルに開催されている「Mobility Guardian 2023」。この一環として横田基地にも多くの輸送機、給油機が飛来したが、前ページに続きANGから参加のC-130Hをご紹介したい。この訓練では北海道の八雲サブベースも使われ、連日C-130Hが横田から向かっていた。
創設は第一次大戦の1917年であるから、相当古い飛行隊である。陸軍の偵察飛行隊として活動していたが、第二次大戦以降は2008年まで一貫して戦闘機(戦闘爆撃機)部隊として、ファイター系の機種を使っていた。1979年からA-10Aの部隊として、「CT」のテールレターとこのフライングヤンキースのマークを機体に付け30年近くA-10飛行隊として活躍していたので、そちらの印象が強い。2013年から輸送部隊に替ってC-130Hの配備を受けているが、従来は黄色のラインと文字だけだったはずで、今回の来日で新しい?尾翼のヤンキーズマークを見て感激してしまった。横田基地には同部隊から2機が展開して、訓練に参加していた。
ミズーリ州空軍の第139輸送航空団所属のC-130H/96-1652。カラーを一切使わず、グレー色だけで尾翼のデザインを纏めているが、これはこれでシックで良い感じである。尾翼の帯に書かれた”St.joseph”は、この部隊がいるミズーリ州セント・ジョセフを指している。1962年に創設された輸送部隊で、KC-97を配備された960年代後半に給油任務を行った以外現在まで一貫して輸送任務を携わっている。私は、1980年C-130A型時代に一度お目に掛かっているが、その頃はベトナム迷彩と尾翼のANGライン、翼下の胴体に”Missouri Air Guard”と書かれていただけであったから、現在の塗装の方が魅力的である。飛行隊は第180輸送中隊「ポニーエクスプレス」と呼ばれた部隊であるが、今回飛来のC-130Hには180th ASの文字は無かった。
Wings
↑ この日2度目のフライトを終え、夕方4時半過ぎに横田基地に戻ってきた103th AWのC-130H/92-1453
↑ この機体は、九州方面に向かって飛行し、昼過ぎに横田基地に戻ってきた。139th AW C-130H/96-1652